国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ロクロニウム臭化物
富士製薬工業株式会社
Rocuronium bromide
注射剤
注射剤
全身の筋肉を弛緩させます。
通常、手術時、人工呼吸時、気管内に気管チューブを挿入するために筋肉を弛緩させるために用いられます。
英語の製品名 Rocuronium Bromide Intravenous Solution 25mg/2.5mL"F"; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2019 年 04 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ロクロニウム臭化物静注液 25MG/2.5ML 「 F 」 主成分 : ロクロニウム臭化物 (Rocuronium bromide) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 全身の筋肉を弛緩させます。 通常、手術時、人工呼吸時、気管内に気管チューブを挿入するために筋肉を弛緩させるために用いられま す。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。重症筋無力症や筋無力症 候群(上まぶたの下垂、物が重なって見える、運動時の筋肉の疲労)がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・通常、静脈内に注射します。手術中に追加で注射することがあります。 生活上の注意 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 主な副作用として、めまい、徐脈、低血圧(全身倦怠感、脱力感、頭痛、ふらつき)、ほてり、上腹部 痛、かゆみ、すいほう、皮膚の吹出もの、注射部位の皮膚の赤い発疹が報告されています。このような症 状に気づいたら、担当 完全なドキュメントを読む
−1− *2024年3月改訂(第2版) 2023年12月改訂 日本標準商品分類番号 871229 注)注意―医師等の処方箋により使用すること 毒薬・処方箋医薬品 注) 1. 警告 本剤は、その作用及び使用法について熟知した医師のみが使 用すること。 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分又は臭化物に対して過敏症の既往歴のある患者 2. 2 重症筋無力症、筋無力症候群の患者のうち、スガマデクス ナトリウムに対して過敏症の既往歴のある患者[筋弛緩回復 剤であるスガマデクスナトリウムを使用できないため、筋弛 緩作用が遷延しやすい。] 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 ロクロニウム臭化物 静注液25mg/2.5mL 「F」 ロクロニウム臭化物 静注液50mg/5.0mL 「F」 有効成分 1バイアル(2.5mL)中 ロクロニウム臭化物 25.0mg 1バイアル(5.0mL)中 ロクロニウム臭化物 50.0mg 添 加 剤 グリシン 13.75mg 27.5mg 塩化ナトリウム 12.5mg 25mg pH調節剤 適量 適量 3.2 製剤の性状 販売名 ロクロニウム臭化物 静注液25mg/2.5mL 「F」 ロクロニウム臭化物 静注液50mg/5.0mL 「F」 色調・性状 無色澄明の液 pH 2.8〜3.2 浸透圧比 約1(生理食塩液に対する比) 剤形 注射剤(バイアル) 4. 効能又は効果 麻酔時の筋弛緩、気管挿管時の筋弛緩 6. 用法及び用量 通常、成人には挿管用量としてロクロニウム臭化物0.6mg/kgを 静脈内投与し、術中必要に応じて0.1〜0.2mg/kgを追加投与す る。持続注入により投与する場合は、7μg/kg/分の投与速度で 持続注入を開始する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する が、挿管用量の上限は0.9mg/kgまでとする。 7. 用法及び用量に関連する注意 7. 1 作用持続時間は用量に依存して長くなるため、本剤0.9mg/kg を挿管用量として投 完全なドキュメントを読む