国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ホリナートカルシウム水和物
日本化薬株式会社
Calcium folinate hydrate
淡黄白色の錠剤、直径7.0mm、厚さ2.8mm
内服剤
還元型葉酸製剤です。この薬自体には抗がん効果はありませんが、抗がん剤のテガフール・ウラシル配合剤といっしょに服用することにより、テガフール・ウラシル配合剤の抗がん効果を高め(ホリナート・テガフール・ウラシル療法)、がん(腫瘍)を小さくすることで症状が軽くなることが期待できます。
通常、結腸・直腸がんに用いられます。
英語の製品名 Folinate Tablets 25mg"NK"; シート記載: (表)ホリナート25mg「NK」、ホリナート、NK 、25mg(裏)Folinate 25mg「NK」、ホリナート「NK」25mg、食事の前後1時間をさけて指示された薬と同じ時に飲んで下さい、1日3回(約8時間ごと)
くすりのしおり 内服剤 2023 年 11 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ホリナート錠 25MG 「 NK 」 主成分 : ホリナートカルシウム水和物 (Calcium folinate hydrate) 剤形 : 淡黄白色の錠剤、直径 7.0mm 、厚さ 2.8mm シート記載など : (表)ホリナート 25mg 「 NK 」、ホリナート、 NK 、 25mg (裏) Folinate 25mg 「 NK 」、ホリナート「 NK 」 25mg 、食事の 前後 1 時間をさけて指示された薬と同じ時に飲んで下さい、 1 日 3 回 ( 約 8 時間ごと ) この薬の作用と効果について 還元型葉酸製剤です。この薬自体には抗がん効果はありませんが、抗がん剤のテガフール・ウラシル配合 剤といっしょに服用することにより、テガフール・ウラシル配合剤の抗がん効果を高め(ホリナート・テ ガフール・ウラシル療法)、がん(腫瘍)を小さくすることで症状が軽くなることが期待できます。 通常、結腸・直腸がんに用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制(白血球数など が少ない)、下痢、感染症、心疾患または既往、消化管潰瘍または出血、耐糖能異常、水痘(みずぼう そう)がある、腎障害、肝障害または既往がある、放射線治療中、前に抗がん剤による治療を受けてい た。テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(フッ化ピリミジン系の薬)を服用中または 7 日以内に服用してい 完全なドキュメントを読む
1. 警告 1.1 ホリナート・テガフール・ウラシル療法は、テガフール・ ウラシル配合剤の細胞毒性を増強する療法であり、本療法 に関連したと考えられる死亡例が認められているので、緊 急時に十分に措置できる医療施設及び癌化学療法に十分な 経験を有する医師のもとで、「2.禁忌」、「9.特定の背景を 有する患者に関する注意」の項を参照して適応患者の選択 を慎重に行い実施すること。 1.2 本療法において重篤な下痢が起こることがあり、その結 果、致命的な経過をたどることがあるので、患者の状態を 十分観察し、激しい腹痛、下痢等の症状があらわれた場合 には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、 脱水症状があらわれた場合には補液等の適切な処置を行う こと。[8.1, 11.1.4, 11.1.5 参照] 1.3 本療法において劇症肝炎等の重篤な肝障害、重篤な骨髄 抑制が起こることがあり、その結果、致命的な経過をたど ることがあるので、定期的(少なくとも 1 クールに 1 回以 上、特に投与開始から 2 クールは、各クール開始前及び当 該クール中に 1 回以上)に臨床検査(肝機能検査、血液検 査等)を行うなど患者の状態を十分観察し、副作用の早期 発見に努めること。また、肝障害の前兆又は自覚症状と考 えられる食欲不振を伴う倦怠感等の発現に十分に注意し、 黄疸(眼球黄染)があらわれた場合には直ちに投与を中止 し、適切な処置を行うこと。[8.2, 8.3, 11.1.1, 11.1.2 参 照] 1.4 本療法とテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム 配合剤との併用により、重篤な血液障害等の副作用が発現 するおそれがあるので、本療法との併用を行わないこと。 [2.5, 10.1 参照] 2. 禁忌(次の患者に 完全なドキュメントを読む