国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ドセタキセル水和物
沢井製薬株式会社
Docetaxel hydrate
注射剤
注射剤
がん細胞の細胞分裂を阻害することにより、がん細胞(腫瘍)が増殖するのを抑えます。
通常、乳がん、非小細胞肺がん、胃がん、頭頸部がん、卵巣がん、食道がん、子宮体がん、前立腺がんの治療に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2013 年 12 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ドセタキセル点滴静注用 80MG 「サワイ」 主成分 : ドセタキセル水和物 (Docetaxel hydrate) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について がん細胞の細胞分裂を阻害することにより、がん細胞(腫瘍)が増殖するのを抑えます。 通常、乳がん、非小細胞肺がん、胃がん、頭頸部がん、卵巣がん、食道がん、子宮体がん、前立腺がんの 治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制がある。感染 症、アルコールに過敏 ・妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・乳がん、非小細胞肺がん、胃がん、頭頸部がん、卵巣がん、食道がん、子宮体がん:通常、 1 日 1 回 1 時間以上かけて 3 ~ 4 週間隔で点滴で静脈内に注射します。 前立腺がん:通常、 1 日 1 回 1 時間以上かけて 3 週間隔で点滴で静脈内に注射します。 ・具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。 生活上の 完全なドキュメントを読む
- 1 - 1. 警告 本剤の用量規制因子(Dose Limiting Factor, DLF)は好 中球減少であり、本剤の使用により重篤な骨髄抑制(主に好 中球減少)、重症感染症等の重篤な副作用及び本剤との因 果関係が否定できない死亡例が認められている。したがっ て、本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる 医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持 つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例につ いてのみ実施すること。また、下記の患者には投与しない など適応患者の選択を慎重に行うこと。 ・重篤な骨髄抑制のある患者 ・感染症を合併している患者 ・発熱を有し感染症の疑われる患者 治療の開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険 性を十分説明し、同意を得てから投与すること。 [2.1-2.3、 7.2、8.1、9.1.1参照] 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 重篤な骨髄抑制のある患者[重症感染症等を併発し、致命 的となることがある。][1.参照] 2.2 感染症を合併している患者[感染症が増悪し、致命的とな ることがある。] [1.参照] 2.3 発熱を有し感染症の疑われる患者[感染症が増悪し、致命 的となることがある。][1.参照] 2.4 本剤又はポリソルベート80含有製剤に対し重篤な過敏症 の既往歴のある患者[本剤はポリソルベート80を含有する。] 2.5 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 品 名 ドセタキセル点滴静注用 20mg「サワイ」 ドセタキセル点滴静注用 80mg「サワイ」 容 量 1バイアル0.5mL ♯1 1バイアル2mL ♯1 有効成分 [1バイアル中] 日局ドセタキセル水和物 (ドセタキセルとして) 21.34mg (20mg) 85.35mg (80mg) 添加剤 完全なドキュメントを読む