製品の特徴
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2.禁忌
(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者
3.組成・性状
3.1 組成
成分
1 シリンジ中の
分量
備考
1 mL
有効
成分
破傷風抗毒素
250国際単位
ヒト血液由来成分
採血国: 米国、ドイツ、
オーストリア
採血の区分
注)
:非献血
添加剤
グリシン
22.5mg
塩化ナトリウム
3.0mg
本剤は製造工程でブタの腸粘膜由来成分(ヘパリン)を使用している。
注)「献血又は非献血の区別の考え方」参照
3.2 製剤の性状
性状
本剤は無色、淡黄色又は淡褐色の澄明な液剤である。保管
中にわずかな混濁や少量の粒子が認められる場合がある。
pH
6.4〜7.2
浸透圧比
約 1 (生理食塩液に対する比)
4.効能又は効果
破傷風の発症予防ならびに発症後の症状軽減のための
治療に用いる。
6.用法及び用量
破傷風の潜伏期の初めに用いて破傷風の発症を予防す
るためには成人において抗毒素250国際単位を筋肉内
に注射する。
破傷風発症後の症状を軽くするための治療用には通常
抗毒素5,000国際単位以上を筋肉内に注射する。
7.用法及び用量に関連する注意
予防に用いるときは、同時に沈降破傷風トキソイドに
よる免疫を開始することが望ましい。
8.重要な基本的注意
8.1
本剤の使用にあたっては疾病の治療における本剤
の必要性とともに、本剤の製造に際し感染症の伝播
を防止するための安全対策が講じられているが、血
液を原料としていることに由来する感染症伝播のリ
スクを完全に排除することができないことを患者に
対して説明し、理解を得るよう努めること。
8.2 本剤の原材料となる血漿については、HBs抗原、
抗HCV抗体、抗HIV-1抗体及び抗HIV-2抗体が陰性で
あることを確
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