国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
エポプロステノールナトリウム
グラクソ・スミスクライン株式会社
Epoprostenol sodium
注射剤
注射剤
肺の血管を拡げることによって、肺動脈の圧を下げ、血液を流れやすくします。
通常、肺動脈性肺高血圧症の治療に用いられます。
英語の製品名 Flolan for injection 1.5 mg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2022 年 06 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:静注用フローラン 1.5MG 主成分: エポプロステノールナトリウム (Epoprostenol sodium) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 肺の血管を拡げることによって、肺動脈の圧を下げ、血液を流れやすくします。 通常、肺動脈性肺高血圧症の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。右心不全、左心機能障 害、低血圧(収縮期血圧 100mmHg 以下)、肺静脈閉塞がある。注射開始時に肺水腫が増悪したこと がある。全肺血管抵抗が上昇( 40mmHg ・分 /L 以上)している。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、持続静脈内注射をします。 ・具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。 ・医師の指示なしに、使うのを止めないでください。 生活上の注意 ・長期間にわたって持続注入する際には注射部位からの感染、敗血症があらわれることがあるので、注射 部位を常に清潔に保ってください。 ・甲状 完全なドキュメントを読む
-1- 1. 警告 1.1 過度の血圧低下、低血圧性ショック、徐脈、意識喪失・意 識障害等の重大な副作用が認められているので、本剤の投与 は患者の状態を十分観察しながら行うこと。 1.2 本剤の使用にあたっては、6.用法及び用量、7.用法及び用 量に関連する注意を遵守すること。 1.2.1 本剤は常に静注用フローラン専用溶解液のみで溶解し、 他の注射剤等と配合しないこと。また、他の注射剤、輸液等 を併用投与する場合は、混合せず別の静脈ラインから投与す ること。pHが低下し、安定性が損なわれ、本剤の有効成分 の含量低下により投与量が不足する可能性がある。投与量の 不足により十分な臨床効果が得られず、肺高血圧症状の悪化 又は再発を来すおそれがある。[14.1.1、14.2.1参照] 1.2.2 外国で長期投与後の急激な中止により死亡に至った症例 が報告されているので、本剤を休薬又は投与中止する場合 は、徐々に減量すること。[11.参照] 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.2 右心不全の急性増悪時の患者[本剤の血管拡張作用により その病態をさらに悪化させるので、カテコールアミンの投与 等の処置を行い、状態が安定するまでは投与しないこと。] 2.3 重篤な左心機能障害のある患者[本剤の血管拡張作用によ り、その病態をさらに悪化させるおそれがある。] 2.4 重篤な低血圧の患者[本剤の血管拡張作用により、その病 態をさらに悪化させるおそれがある。][9.1.2参照] 2.5 用量設定期(投与開始時)に肺水腫が増悪した患者 [9.1.3、11.1.2参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 静注用フローラン 0.5mg 静注用フローラン 1.5mg 静注用フローラン 専 完全なドキュメントを読む