国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
チオテパ
住友ファーマ株式会社
Thiotepa
注射剤
注射剤
細胞のDNA合成を阻害することなどにより、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、悪性リンパ腫および小児悪性固形腫瘍における自家造血幹細胞移植の前治療に用いられます。
英語の製品名 RETHIO Injection 100mg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2020 年 03 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : リサイオ点滴静注液 100MG 主成分 : チオテパ (Thiotepa) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 細胞の DNA 合成を阻害することなどにより、がん細胞の増殖を抑えます。 通常、悪性リンパ腫および小児悪性固形腫瘍における自家造血幹細胞移植の前治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。重症感染症にかかってい る。 ・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・悪性リンパ腫における自家造血幹細胞移植の前治療:通常、ブスルファンと併用し、 1 日 1 回 2 時間か けて点滴で静脈内に注射します。これを 2 日間連続で行います。 小児悪性固形腫瘍における自家造血幹細胞移植の前治療:通常、メルファランと併用し、 1 日 1 回 24 時 間かけて点滴で静脈内に注射します。これを 2 日間連続で行い、 5 日間休薬した後、さらに 2 日間連続 で静脈内に点滴で注射します。 生活上の注意 こ 完全なドキュメントを読む
1. 警告 1.1 本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、 がん化学療法及び造血幹細胞移植に十分な知識と経験をもつ 医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例について のみ行うこと。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族 に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得てから投与を 開始すること。 1.2 本剤は強い骨髄抑制作用を有する薬剤であり、本剤投与後 は重度の骨髄抑制状態となり、その結果致命的な感染症及び 出血等を引き起こすおそれがあるので、下記につき十分注意 すること。[8.1、9.1.1、11.1.1-11.1.3参照] ・患者の状態を十分に観察し、致命的な感染症の発現を抑制 するため、感染症予防のための処置(抗感染症薬の投与等) を行い、必要に応じ無菌管理を行うこと。 ・輸血及び血液造血因子の投与等適切な支持療法を行うこと。 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 重症感染症を合併している患者 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 リサイオ点滴静注液100mg 有効成分 ※ 1バイアル(2.5mL)中チオテパ100mg 添加剤 ※ 1バイアル(2.5mL)中マクロゴール400適量 ※本剤は注射液吸引時の損失を考慮して1バイアルからチオテパ100mg を注射するに足る量を確保するために過量充填されている。 3.2 製剤の性状 販売名 リサイオ点滴静注液100mg 性状 無色澄明の粘性の液 pH ※ 5.9~6.6 浸透圧比 ※ 1.2~2.8 ※本剤1バイアルを生理食塩水20~200mLに溶解した溶液の場合 4. 効能又は効果 下記疾患における自家造血幹細胞移植の前治療 悪性リンパ腫、小児悪性固形腫瘍 6. 用法及び用 完全なドキュメントを読む