国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
プロチレリン酒石酸塩水和物
沢井製薬株式会社
Protirelin tartrate hydrate
注射剤
注射剤
小脳内ノルアドレナリンの代謝回転促進作用などにより運動失調を改善します。
通常、脊髄小脳変性症の治療に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2012 年 06 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : プロチレリン酒石酸塩注射液 0.5MG 「サワイ」[脊髄小脳変 性症] 主成分 : プロチレリン酒石酸塩水和物 (Protirelin tartrate hydrate) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 小脳内ノルアドレナリンの代謝回転促進作用などにより運動失調を改善します。 通常、脊髄小脳変性症の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。 ・妊娠中または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・通常、 1 日 1 回、筋肉内または静脈内に注射します。 ・通常、 2 ~ 3 週間連日注射した後、 2 ~ 3 週間休薬します。以後、これを反復するか、週 2 ~ 3 回間歇的に (間をあけて)注射します。 生活上の注意 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 主な副作用として、脈拍数の変動、熱感、顔面潮紅感、吐き気、心窩部不快感、発疹、かゆみ、尿意など が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤 完全なドキュメントを読む
- 1 - 2 校 ① プ ロ チ レ リ ン 酒 石 酸 塩 注 射 液 0 . 5 ㎎ 「 サ ワ イ 」 : 2 5 3 X あ 1 ペ ー ジ 3. 組成・性状 3.1 組成 容 量 1アンプル 1mL 有効成分 [1アンプル中] 日局プロチレリン酒石酸塩水和物 0.732mg (プロチレリンとして0.5mg) 添加剤 [1アンプル中] D-ソルビトール 50mg pH調節剤 3.2 製剤の性状 剤形・性状 無色澄明の注射液 pH 5.5~6.5 浸透圧比 (生理食塩液に対する比) 約1 4. 効能又は効果 ○下記疾患に伴う昏睡、半昏睡を除く遷延性意識障害 ・頭部外傷 ・くも膜下出血、ただし意識障害固定期間3週以内 ○脊髄小脳変性症における運動失調の改善 ○下垂体TSH分泌機能検査 ①採血時間: 本剤注射前と注射後30分に採血するが、必要に 応じて、更に経時的に採血する。 ②測定方法: TSH測定キットを使用し、ラジオイムノアッ セイ法により測定する。 ③正常範囲: 血中TSHの正常範囲はラジオイムノアッセイ の操作法及び判定基準により若干異なるので、 施設ごとに設定すべきであるが、通常、正常人 では本剤投与後30分でピークに達し、血中 TSH値は10μU/mL以上になる。また、投与前 の血中TSH値は5μU/mL以下である。 6. 用法及び用量 〈遷延性意識障害(ただし、昏睡、半昏睡を除く)〉 通常、成人には疾患に応じて、下記の用量を1日1回10日間静注 又は点滴静注する。 静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は注射用 水5~10mLに希釈して、徐々に注射する。 1) 頭部外傷:1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732~ 2.92mg(プロチレリンとして0.5~2mg) 2) くも膜下出血(ただし、意識障害固定期間3週以内):1回プロ チレリン酒石酸塩水和物として2.92mg( 完全なドキュメントを読む