国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ブチルスコポラミン臭化物
サノフィ株式会社
Scopolamine butylbromide
注射剤
注射剤
抗コリン薬で、鎮痙作用、消化管運動抑制、胃液分泌抑制作用、膀胱内圧上昇抑制作用などがあり、消化管、尿路や膀胱などの筋肉のけいれんや過度の緊張による痛みを抑えます。
通常、胃・十二指腸潰瘍、食道痙攣、幽門痙攣、胃炎、腸炎、腸疝痛、痙攣性便秘、機能性下痢、胆のう・胆管炎、胆石症、胆道ジスキネジー、胃・胆のうの切除後の後遺症、尿路結石症、膀胱炎、器具挿入による尿道・膀胱痙攣、月経困難症、分娩時の子宮下部痙攣の治療、または、消化管のX線検査および内視鏡検査の前処置に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2017 年 07 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ブスコパン注 20MG 主成分 : ブチルスコポラミン臭化物 (Scopolamine butylbromide) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 抗コリン薬で、鎮痙作用、消化管運動抑制、胃液分泌抑制作用、膀胱内圧上昇抑制作用などがあり、消化 管、尿路や膀胱などの筋肉のけいれんや過度の緊張による痛みを抑えます。 通常、胃・十二指腸潰瘍、食道痙攣、幽門痙攣、胃炎、腸炎、腸疝痛、痙攣性便秘、機能性下痢、胆の う・胆管炎、胆石症、胆道ジスキネジー、胃・胆のうの切除後の後遺症、尿路結石症、膀胱炎、器具挿入 による尿道・膀胱痙攣、月経困難症、分娩時の子宮下部痙攣の治療、または、消化管の X 線検査および内 視鏡検査の前処置に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血性大腸炎(細菌性下 痢)、緑内障、前立腺肥大による排尿障害、心疾患、麻痺性イレウス、甲状腺機能亢進症がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( 完全なドキュメントを読む
1 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 2.1 出血性大腸炎の患者 [腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下 痢患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれ がある。] 2.2 閉塞隅角緑内障の患者 [抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させること がある。] 2.3 前立腺肥大による排尿障害のある患者 [更に尿を出にくくすることがある。] 2.4 重篤な心疾患のある患者 [心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。] 2.5 麻痺性イレウスの患者 [消化管運動を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。] 2.6 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者 3.組成・性状 3.1 組成 成 分 1 管( 1 mL)中 有 効 成 分 日局 ブチルスコポラミン臭化物 20mg 添 加 剤 塩化ナトリウム 6 mg 3.2 製剤の性状 色 ・ 剤 形 無色注射液(無色アンプル入り注射剤) pH 3.7〜5.5 浸 透 圧 比 0.9〜1.0 4.効能又は効果 ○下記疾患における痙攣並びに運動機能亢進 胃・十二指腸潰瘍、食道痙攣、幽門痙攣、胃炎、腸炎、腸 疝痛、痙攣性便秘、機能性下痢、胆のう・胆管炎、胆石症、 胆道ジスキネジー、胃・胆のう切除後の後遺症、尿路結石症、 膀胱炎、器具挿入による尿道・膀胱痙攣、月経困難症、分 娩時の子宮下部痙攣 ○消化管のX線及び内視鏡検査の前処置 6.用法及び用量 通常成人には、 1 回 1 / 2 〜 1 管(ブチルスコポラミン臭化物 として10〜20mg)を静脈内又は皮下、筋肉内に注射する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 8.重要な基本的注意 8.1 まれにショックを起こすことがあるので、本剤の使用に際 しては、救急処置の準備を行うこと。[11.1.1 参照] 8.2 投与に際し 完全なドキュメントを読む