国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ブリナツモマブ
アムジェン株式会社
遺伝子組換え
注射剤
注射剤
患者さん自身の免疫細胞(T細胞)と白血病細胞(がん化したB細胞)を結合させ、T細胞が結合した白血病細胞を傷害することで、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、再発または難治性のB細胞性急性リンパ性白血病の治療に用いられます。
英語の製品名 BLINCYTO for Drip Infusion 35mcg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2020 年 04 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ビーリンサイト点滴静注用 35ΜG 主成分 : ブリナツモマブ(遺伝子組換え) (Blinatumomab(genetical recombination)) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 患者さん自身の免疫細胞( T 細胞)と白血病細胞(がん化した B 細胞)を結合させ、 T 細胞が結合した白 血病細胞を傷害することで、がん細胞の増殖を抑えます。 通常、再発または難治性の B 細胞性急性リンパ性白血病の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・通常、 28 日間点滴で静脈内に注射し、 14 日間休薬します。これを 1 サイクルとして、最大 5 サイクル を繰り返します。その後、 28 日間点滴で静脈内に注射し、 56 日間休薬します。これを 1 サイクルとし て、最大 4 サイクルを繰り返します。 ・一定期間使用したあとで、効果を見ながら注射期間を決めていきます。具体的な注射期間については、 担当の 完全なドキュメントを読む
- 1 - 1. 警告 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設にお いて、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知 識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適 切と判断される症例についてのみ投与すること。 また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に 有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得て から投与を開始すること。 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 ビーリンサイト点滴静注用35µg 1バイアル中の分量 有効成分 ブリナツモマブ(遺伝子組換え) 注1) 38.5µg 注2) 添加剤 クエン酸水和物 トレハロース水和物 L-リシン塩酸塩 ポリソルベート80 pH調節剤 3.68mg 105.0mg 25.55mg 0.70mg 適量 注1)本剤は遺伝子組換え技術によりチャイニーズハムスター卵巣細胞を用 いて製造される。 注2)調製時の損失を考慮に入れて過量充塡されており、注射用水3mLで溶 解したときに12.5µg/mLとなる。 輸液安定化液 1バイアル中の分量 添加剤 クエン酸水和物 L-リシン塩酸塩 ポリソルベート80 pH調節剤 52.5mg 2283.8mg 10mg 適量 全量 10mL 3.2 製剤の性状 性状 白色~灰白色の塊(凍結乾燥注射剤)。溶解後 注3) は、無 色~淡黄色の液である。 pH 7.0(溶解後 注3) ) 浸透圧 145~295mOsm(溶解後 注3) ) 注3)本剤1バイアルを注射用水3mLに溶解したとき。 4. 効能又は効果 再発又は難治性のB細胞性急性リンパ性白血病 5. 効能又は効果に関連する注意 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等につ いて、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤 の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応 患者の選択を行うこと。 6. 用法及び用量 通常、ブリナツモマ 完全なドキュメントを読む