国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
フェノール
鳥居薬品株式会社
Phenol
注射剤
注射剤
痔核の血管周囲に炎症を起こすことにより、こぶ状の静脈を圧迫閉塞して止血し、次第に縮小させ、最終的には痔核を硬くし小さくします。
通常、内痔核の治療に用いられます。
英語の製品名 PAOSCLE INJ. 250mg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2023 年 06 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : パオスクレー内痔核内注射用 250MG 主成分 : フェノール (Phenol) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 痔核の血管周囲に炎症を起こすことにより、こぶ状の静脈を圧迫閉塞して止血し、次第に縮小させ、最終 的には痔核を硬くし小さくします。 通常、内痔核の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・通常、患部の数ヵ所に直接注射します。 生活上の注意 ・肛門部の痛み、尿が出にくい、排尿時に痛みがある、尿が残っている感じがする、尿が近いなどの症状 に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 主な副作用として、疼痛、びらん、肛門部不快感、腫れ、注射部出血、吐き気、冷汗などが報告されてい ます。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してくだ 完全なドキュメントを読む
−1− 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 2.1 次の部位には使用しないこと[8.1.2 参照] ・肛門(歯状線より下方)[疼痛を伴う。] ・ 直腸下部の粘膜下以外の部位[びらん・壊死等の症状があ らわれることがある。] 3.組成・性状 3.1 組成 販売名 パオスクレー内痔核内注射用250mg 有効成分 5 mL中(日局)フェノール250mg 添加剤 アルモンド油 適量 3.2 製剤の性状 販売名 パオスクレー内痔核内注射用250mg 剤形 注射剤 性状 微黄色〜黄色の澄明な油液でフェノール臭を有する。 4.効能又は効果 内痔核 6.用法及び用量 通常、成人 1 回 5 mLを粘膜下に注射し、 1 部位に対する 1 回の 注射量は 1 〜 3 mLとする。 症状に応じ、適宜増減する。 8.重要な基本的注意 8.1 本剤の副作用は注射手技上発生することが多いので、下記の 点に特に注意すること。 8.1.1 痔静脈内に誤って注入すると、まれに肝臓の油塞栓を生じ ることがあるので、注射筒に血液の逆流のないことを確かめる など、特に注意すること。[14.1.1 参照] 8.1.2 歯状線より下方に注入したり、薬液が歯状線下に浸潤する と、肛門部疼痛が、また、粘膜内に注入すると注射部のびらん・ 壊死等の症状があらわれることがあるので、歯状線より上部(直 腸下部)の粘膜下に注入すること。[2.1 参照] 8.1.3 前方に深く注入すると、まれに排尿障害、前立腺炎、尿道 部疼痛等の症状があらわれることがあるので注意すること。 8.2 注射後、20分間程度医師の監督下に留め、患者の全身状態を 観察すること。 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.5 妊婦 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性 が危険性を 完全なドキュメントを読む