トリセノックス点滴静注12mg

国: 日本

言語: 日本語

ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan

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製品の特徴 製品の特徴 (SPC)
22-11-2023

有効成分:

三酸化二ヒ素

から入手可能:

日本新薬株式会社

INN(国際名):

Arsenic trioxide

医薬品形態:

注射剤

投与経路:

注射剤

適応症:

作用機序は完全には解明されていませんが、白血病細胞のDNAを分解します。
通常、急性前骨髄球性白血病の治療に用いられます。

製品概要:

英語の製品名 ; シート記載:

情報リーフレット

                                くすりのしおり
注射剤
2022
年
09
月作成
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大
限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
製品名:トリセノックス点滴静注 12MG
主成分:
三酸化二ヒ素
(Arsenic trioxide)
剤形:
注射剤
シート記載など:
この薬の作用と効果について
作用機序は完全には解明されていませんが、白血病細胞の
DNA
を分解します。
通常、急性前骨髄球性白血病の治療に用いられます。
次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。
・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
QT
延長の既往歴があ
る。低カリウム血症または低マグネシウム血症、心疾患(不整脈、虚血性心疾患など)がある。心疾患
(心筋梗塞、心筋障害など)またはその既往歴がある。肝臓または腎臓に病気がある。
・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中。
・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中
の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
用法・用量(この薬の使い方)
・あなたの用法・用量は((                           :
医療担当者記入
))
・通常、
1
日
1
回、
1
~
2
時間かけて静脈内に注射します。
・効果を見ながら使用期間を決めていきます。
生活上の注意
・男性患者はこの薬を使用している間および最終の注射から少なくとも
3
ヵ月は避妊してください。
・妊娠する可能性のある女性は避妊してください。

                                
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製品の特徴

                                1
1. 警告
1.1
本剤による治療は危険性を伴うため、原則として、投
与期間中は患者を入院環境で医師の管理下に置くこと。
また、緊急医療体制の整備された医療機関において白血
病(特に急性前骨髄球性白血病(APL))の治療に十分
な知識と経験を持つ医師のもとで治療を行うこと。
1.2
本剤はQT延長、完全房室ブロック等の不整脈を起こ
すことがある。QT延長は致命的となりうるtorsade de
pointes(TdP)タイプの心室性不整脈を引き起こすこ
とがあるので失神や頻脈等の不整脈が認められた場合に
は、休薬し、症状によっては投与中止も考慮に入れるこ
と。投与開始前には12誘導心電図を実施し、血清電解質
(カリウム、カルシウム、マグネシウム)及びクレアチ
ニンについて検査すること。電解質異常が認められてい
る場合には是正し、QT延長を来す併用薬剤の投与を避
けること。本剤投与中は12誘導心電図を最低週2回実施
し、更に心電図モニター等による監視も考慮すること。
[8.2、11.1.1参照]
1.3 本剤はAPL分化症候群(APL differentiation
syndrome)と呼ばれるレチノイン酸症候群と類似した
副作用が発現し、致死的な転帰をたどることがあるの
で、十分な経過観察を行うこと。このような症状があら
われた場合には休薬し、副腎皮質ホルモン剤のパルス療
法等の適切な処置を行うこと。[11.1.2参照]
1.4
本剤使用にあたっては、「2.禁忌」、「8.重要な基本的
注意」及び「9.特定の背景を有する患者に関する注意」
に十分留意し、慎重に患者を選択すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.1 ヒ素に対して過敏症の既往歴のある患者
2.2
妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照]
3. 組成・性状
3
                                
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