国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
フレカイニド酢酸塩
エーザイ株式会社
Flecainide Acetate
注射剤
注射剤
心筋のナトリウムチャネルを抑制し、心臓の興奮伝導をおさえることにより、頻脈性の不整脈を抑えます。
通常、緊急を要する頻脈性不整脈(症候性の発作性心房細動・粗動、発作性上室性頻拍、心室頻拍、および医師が生命に関わると判定した重症の心室期外収縮)の治療に用いられます。
英語の製品名 Tambocor for Intravenous Injection 50mg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2012 年 09 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:タンボコール静注 50MG 主成分: フレカイニド酢酸塩 (Flecainide Acetate) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 心筋のナトリウムチャネルを抑制し、心臓の興奮伝導をおさえることにより、頻脈性の不整脈を抑えま す。 通常、緊急を要する頻脈性不整脈(症候性の発作性心房細動・粗動、発作性上室性頻拍、心室頻拍、およ び医師が生命に関わると判定した重症の心室期外収縮)の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。うっ血性心不全、房室ブ ロック、洞房ブロック、心筋梗塞後の無症候性心室性期外収縮や非持続型心室頻拍がある。リトナビル (ノービア)、ミラベグロン(ベタニス)またはテラプレビル(テラビック)を飲んでいる。 ・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、静脈内に注射します。 ・不整脈がでた際に使用します。 生活上の注意 この薬を使ったあと気を 完全なドキュメントを読む
- 1 - 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 うっ血性心不全のある患者[本剤は陰性変力作用を有 し、心不全症状を更に悪化させることがある。] 2.2 高度の房室ブロック、高度の洞房ブロックのある患者 [本剤は房室伝導、洞房伝導を抑制する作用を有し、刺激 伝導を更に悪化させることがある。][9.1.2参照] 2.3 心筋梗塞後の無症候性心室性期外収縮あるいは非持続型 心室頻拍のある患者[突然死に関する臨床試験(CAST) の結果、このような患者では本薬の経口剤の投与により死 亡率が増加するとの報告がある。][15.1.1参照] 2.4 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照] 2.5 リトナビルを投与中の患者[10.1参照] 2.6 ミラベグロンを投与中の患者[10.1参照] 2.7 テラプレビルを投与中の患者[10.1参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 タンボコール静注50mg 有効成分 フレカイニド酢酸塩 1管(5mL)中 50mg 添加剤 酢酸ナトリウム水和物 1管(5mL)中 37.13mg D-ソルビトール 1管(5mL)中 115mg 氷酢酸 1管(5mL)中 2.68mg 3.2 製剤の性状 販売名 タンボコール静注50mg 性 状 無色澄明の液 pH 5.3~5.9 浸透圧比 約1(生理食塩液に対する比) 4. 効能又は効果 緊急治療を要する下記不整脈 頻脈性不整脈 (症候性の発作性心房細動・粗動、発作性上室性頻拍、心室 頻拍、及び医師が生命に関わると判定した重症の心室性期外 収縮) 5. 効能又は効果に関連する注意 5.1 本剤は緊急治療を要する頻脈性不整脈に対してのみ適用を 考慮すること。 6. 用法及び用量 通常、成人には1回0.1~0.2mL/kg(フレカイニド酢酸塩と して1.0~2.0mg/kg)を必要に応じてブドウ糖液で希釈し、 血圧及び心電図監視下10分間かけて静 完全なドキュメントを読む