国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
タクロリムス水和物
サンファーマ株式会社
Tacrolimus hydrate
白色〜微黄色の軟膏剤
外用剤
T細胞からのサイトカイン産生を抑制するほか、炎症性細胞の働きに対しても抑制作用を示します。
通常、アトピー性皮膚炎の治療に用いられます。
英語の製品名 Tacrolimus Ointment 0.1% "PP"; シート記載: タクロリムス軟膏0.1%「PP」、TACROLIMUS、5g、0.1%
くすりのしおり 外用剤 2020 年 12 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:タクロリムス軟膏 0.1%「PP」 主成分: タクロリムス水和物 (Tacrolimus hydrate) 剤形: 白色~微黄色の軟膏剤 シート記載など: タクロリムス軟膏 0.1 %「 PP 」、 TACROLIMUS 、 5g 、 0.1 % この薬の作用と効果について T 細胞からのサイトカイン産生を抑制するほか、炎症性細胞の働きに対しても抑制作用を示します。 通常、アトピー性皮膚炎の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、高カリウム血 症、魚鱗癬様紅皮症(全身の皮膚が赤くなり魚のうろこ状やさめ肌状になる)を呈する疾患 ( Netherton 症候群など)、皮膚感染症がある。 PUVA 療法などの紫外線療法を実施中である。 ・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人は 1 日 1 ~ 2 回、適量を患部に塗布します。 1 回あたりの塗布量は 5g (主成分として 5mg )までです。必ず指示された使用方法に従ってください。 ・潰瘍、明らかに局面(直 完全なドキュメントを読む
1. 警告 1.1 本剤の使用は、アトピー性皮膚炎の治療法に精通して いる医師のもとで行うこと。 1.2 潰瘍、明らかに局面を形成しているびらんに使用する 場合には、血中濃度が高くなり、腎障害等の副作用が発 現する可能性があるので、あらかじめ処置を行い、潰瘍、 明らかに局面を形成しているびらんの改善を確認した 後、本剤の使用を開始すること。[2.1 参照] 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 患部に潰瘍、明らかに局面を形成しているびらんのあ る患者[1.2 参照] 2.2 高度の腎障害、高度の高カリウム血症の患者[9.1.1、 9.2.1 参照] 2.3 魚鱗癬様紅皮症を呈する疾患(Netherton 症候群等)の 患者[経皮吸収が高く、本剤の血中濃度が高くなり、腎 障害等の副作用が発現する可能性がある。][9.1.2 参照] 2.4 小児等[9.7.1、 9.7.2 参照] 2.5 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.6 PUVA 療法等の紫外線療法を実施中の患者[10.1、 15.2.1 参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 タクロリムス軟膏 0.1%「PP」 有効成分 1g 中 タクロリムス水和物(日局) 1.02mg (タクロリムスとして 1mg) 添加剤 トリアセチン、白色ワセリン、ミツロウ 3.2 製剤の性状 性状 白色~微黄色の軟膏 4. 効能・効果 アトピー性皮膚炎 5. 効能・効果に関連する注意 ステロイド外用剤等の既存療法では効果が不十分又は副作用 によりこれらの投与ができないなど、本剤による治療がより 適切と考えられる場合に使用する。 6. 用法・用量 通常、成人には 1 日 1~2 回、適量を患部に塗布する。なお、 1 回あたりの塗布量は 5g までとする。 7. 用法・用量に関連する注意 7.1 皮疹の増悪期には角質層のバリア機能が低下し、血中濃度 完全なドキュメントを読む