国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
タクロリムス水和物
高田製薬株式会社
Tacrolimus hydrate
白色〜微黄色の軟膏剤
外用剤
免疫・炎症に関係するサイトカインの産生を抑制し、免疫抑制効果を得ることで、炎症反応を抑えます。
通常、アトピー性皮膚炎の治療に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載: タクロリムス軟膏0.1%「タカタ」、0.1%、5g
くすりのしおり 外用剤 2018 年 07 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:タクロリムス軟膏 0.1%「タカタ」 主成分: タクロリムス水和物 (Tacrolimus hydrate) 剤形: 白色~微黄色の軟膏剤 シート記載など: タクロリムス軟膏 0.1% 「タカタ」、 0.1% 、 5g この薬の作用と効果について 免疫・炎症に関係するサイトカインの産生を抑制し、免疫抑制効果を得ることで、炎症反応を抑えます。 通常、アトピー性皮膚炎の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。皮膚に潰瘍、びらん(た だれ)、感染症がある。腎障害、高カリウム血症、魚鱗癬様紅皮症(皮膚が魚のうろこのように硬く なってはがれ落ちる)がある。紫外線療法を受けている。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人は 1 日 1 ~ 2 回、適量を患部に塗布します。 1 日あたりの塗布量は 5g (主成分として 5mg )までです。必ず指示された使用方法に従ってください。 ・使用する前に手を洗ってください。 ・皮膚がジュクジュクしている部 完全なドキュメントを読む
1. 警告 1.1 本剤の使用は、アトピー性皮膚炎の治療法に精通して いる医師のもとで行うこと。 1.2 潰瘍、明らかに局面を形成しているびらんに使用する 場合には、血中濃度が高くなり、腎障害等の副作用が発 現する可能性があるので、あらかじめ処置を行い、潰 瘍、明らかに局面を形成しているびらんの改善を確認し た後、本剤の使用を開始すること。[2.1 参照] 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 患部に潰瘍、明らかに局面を形成しているびらんのあ る患者[1.2 参照] 2.2 高度の腎障害、高度の高カリウム血症の患者[9.1.1、 9.2.1 参照] 2.3 魚鱗癬様紅皮症を呈する疾患(Netherton 症候群等) の患者[経皮吸収が高く、本剤の血中濃度が高くなり、 腎障害等の副作用が発現する可能性がある。][9.1.2 参 照] 2.4 小児等[9.7.1、 9.7.2 参照] 2.5 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.6 PUVA 療法等の紫外線療法を実施中の患者[10.1、 15.2.1 参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 有効成分 添加剤 1g 中 日 局 タクロリムス水和物 1.02mg (タクロリムスとして 1mg) トリアセチン、ミツロウ、 白色ワセリン 3.2 製剤の性状 性状 白色~微黄色の軟膏 4. 効能又は効果 アトピー性皮膚炎 5. 効能又は効果に関連する注意 ステロイド外用剤等の既存療法では効果が不十分又は副作 用によりこれらの投与ができないなど、本剤による治療が より適切と考えられる場合に使用する。 6. 用法及び用量 通常、成人には 1 日 1~2 回、適量を患部に塗布する。な お、1 回あたりの塗布量は 5g までとする。 7. 用法及び用量に関連する注意 7.1 皮疹の増悪期には角質層のバリア機能が低下し、血中濃 度が高くなる可能性があるので 完全なドキュメントを読む