国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ラパチニブトシル酸塩水和物
ノバルティス ファーマ株式会社
Lapatinib tosilate hydrate
黄色楕円形の錠剤、長径19.1mm、短径10.5mm、厚さ6.5mm
内服剤
がん細胞の増殖に関係するHER2(ヒト上皮増殖因子受容体2型)と呼ばれるたんぱく質の働きを選択的に抑えることにより、HER2が多く発現している(過剰発現)乳がん細胞の増殖を抑えます。
通常、HER2過剰発現が確認された手術不能または再発乳がんの治療に用いられます。
英語の製品名 Tykerb Tablets 250mg; シート記載: タイケルブ250mg、Tykerb250mg、GS XJG
くすりのしおり 内服剤 2020 年 10 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:タイケルブ錠 250MG 主成分: ラパチニブトシル酸塩水和物 (Lapatinib tosilate hydrate) 剤形: 黄色楕円形の錠剤、長径 19.1mm 、短径 10.5mm 、厚さ 6.5mm シート記載など: タイケルブ 250mg 、 Tykerb250mg 、 GS XJG この薬の作用と効果について がん細胞の増殖に関係する HER2 (ヒト上皮増殖因子受容体 2 型)と呼ばれるたんぱく質の働きを選択的 に抑えることにより、 HER2 が多く発現している(過剰発現)乳がん細胞の増殖を抑えます。 通常、 HER2 過剰発現が確認された手術不能または再発乳がんの治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、間質性肺疾 患(放射線性肺臓炎を含む)または既往歴、心不全または既往歴、心臓のポンプ作用(左室駆出率)の 低下、心室性の期外収縮(不整脈)、心臓弁膜症がある。 ・妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・カペシタビンとの併用:通常、成人は 1 回 5 錠(ラ 完全なドキュメントを読む
- 1 - 1. 警告 1.1 本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる 医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を 持つ医師のもとで本療法が適切と判断される症例につい てのみ実施すること。また治療開始に先立ち、患者又は その家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得て から投与すること。 1.2 重篤な肝機能障害があらわれることがあり、死亡に至 った例も報告されているので、本剤投与開始前及び投与 中は定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観 察すること。本剤投与中に重篤な肝機能障害がみられた 場合には、本剤の投与を中止する等の適切な処置を行う こと。[8.1、11.1.1参照] 1.3 間質性肺炎、肺臓炎等の間質性肺疾患があらわれ、死 亡に至った例も報告されているので、初期症状(息切れ、 呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び胸部X線検査の実 施等、観察を十分に行うこと。異常が認められた場合に は、投与を中止する等の適切な処置を行うこと。[8.2、 11.1.2参照] 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 タイケルブ錠250mg 有効成分 1錠中ラパチニブトシル酸塩水和物405mg(ラパチニブとし て250mg) 添加剤 結晶セルロース、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウ ム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタ ン、マクロゴール400、ポリソルベート80、黄色三二酸化鉄、 三二酸化鉄 3.2 製剤の性状 販売名 タイケルブ錠250mg 性状 黄色楕円形のフィルムコーティング錠 外形 識別コード GS XJG 大きさ(約) 長径:19.1m 完全なドキュメントを読む