国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ゲムシタビン塩酸塩
サンファーマ株式会社
Gemcitabine hydrochloride
注射剤
注射剤
代謝拮抗性の抗悪性腫瘍剤で、腫瘍細胞のDNA合成を直接的・間接的に阻害して腫瘍の増殖を抑えます。
通常、非小細胞肺がん、膵がん、胆道がん、尿路上皮がん、手術不能または再発乳がん、がん化学療法後に増悪した卵巣がん、再発または難治性の悪性リンパ腫の治療に用いられます。
英語の製品名 Gemcitabine I.V. infusion 200mg "SUN"; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2021 年 04 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:ゲムシタビン点滴静注用 200MG「SUN」 主成分: ゲムシタビン塩酸塩 (Gemcitabine hydrochloride) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 代謝拮抗性の抗悪性腫瘍剤で、腫瘍細胞の DNA 合成を直接的・間接的に阻害して腫瘍の増殖を抑えま す。 通常、非小細胞肺がん、膵がん、胆道がん、尿路上皮がん、手術不能または再発乳がん、がん化学療法後 に増悪した卵巣がん、再発または難治性の悪性リンパ腫の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制、間質性肺炎、 肺線維症、胸部放射線療法中、感染症を合併している。 ・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・膵がん、胆道がん、尿路上皮がん、がん化学療法後に増悪した卵巣がん、再発または難治性の悪性リン パ腫:通常、点滴で静脈内に注射します。週 1 回ずつ 3 週連続し、 4 週目は休薬します。これを 1 コー スとして繰り返しま 完全なドキュメントを読む
1. 警告 1.1 本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設にお いて、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のも とで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ 実施すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその 家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから 投与すること。 1.2 週 1 回投与を 30 分間点滴静注により行うこと。外国 の臨床試験において、週 2 回以上あるいは 1 回の点滴を 60 分以上かけて行うと、副作用が増強した例が報告され ている。 1.3 「2.禁忌」、「9.特定の背景を有する患者に関する注意」 の項を参照して適応患者の選択に十分注意すること。 1.4 高度な骨髄抑制のある患者には投与しないこと。骨髄 抑制は用量規制因子であり、感染症又は出血を伴い、重 篤化する可能性がある。骨髄抑制に起因したと考えられ る死亡例が報告されている。[2.1、 2.4、 11.1.1 参照] 1.5 胸部単純 X 線写真で明らかで、かつ臨床症状のある間 質性肺炎又は肺線維症のある患者には投与しないこと。 間質性肺炎に起因したと考えられる死亡例が報告されて いる。[2.2、 11.1.2 参照] 1.6 放射線増感作用を期待する胸部への放射線療法との同 時併用は避けること。外国の臨床試験において、本剤と 胸部への根治的放射線療法との併用により、重篤な食道 炎、肺臓炎が発現し、死亡に至った例が報告されている。 [2.3、 10.1 参照] 1.7 投与に際しては臨床症状を十分に観察し、頻回に臨床 検査(血液学的検査、肝機能検査、腎機能検査等)を、 また、定期的に胸部 X 線検査等を行い、異常が認められ た場合には適切な処置を行うとともに、投与継続の可否 について慎重に検討するこ 完全なドキュメントを読む