ガランタミンOD錠12mg「ニプロ」

国: 日本

言語: 日本語

ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan

有効成分:

ガランタミン臭化水素酸塩

から入手可能:

ニプロ株式会社

INN（国際名）:

Galantamine hydrobromide

医薬品形態:

白色〜微黄白色の錠剤、直径8.1mm、厚さ3.4mm

投与経路:

内服剤

適応症:

脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの分解酵素の働きを抑えてその減少を防ぎ、また神経の情報伝達を促進することで、記憶障害（物忘れ）、見当識障害（時間や場所の認識の問題）、判断ができにくくなるなどの認知症の症状進行を遅らせます。
通常、アルツハイマー型認知症の症状の進行抑制に用いられます。

製品概要:

英語の製品名 GALANTAMINE OD TABLETS 12mg "NIPRO"; シート記載: （表）ガランタミンOD12mg「ニプロ」、ガランタミン、12mg、OD
（裏）GALANTAMINEOD12mg「NIPRO」、ガランタミン、12mg、OD、「ニプロ」

情報リーフレット

くすりのしおり
内服剤
2020
年
06
月作成
薬には効果（ベネフィット）だけでなく副作用（リスク）があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大
限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
製品名:ガランタミン OD 錠 12MG「ニプロ」
主成分:
ガランタミン臭化水素酸塩
(Galantamine hydrobromide)
剤形:
白色～微黄白色の錠剤、直径
8.1mm
、厚さ
3.4mm
シート記載など:
（表）ガランタミン
OD12mg
「ニプロ」、ガランタミ
ン、
12mg
、
OD
（裏）
GALANTAMINEOD12mg
「
NIPRO
」、ガランタミ
ン、
12mg
、
OD
、「ニプロ」
この薬の作用と効果について
脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの分解酵素の働きを抑えてその減少を防ぎ、また神経の情報伝
達を促進することで、記憶障害（物忘れ）、見当識障害（時間や場所の認識の問題）、判断ができにくく
なるなどの認知症の症状進行を遅らせます。
通常、アルツハイマー型認知症の症状の進行抑制に用いられます。
次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。
・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。洞不全症候群、洞房ブ
ロック・房室ブロックなどの心疾患、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の既往歴、消化管閉塞、下部尿路閉塞、
パーキンソン病、パーキンソン症候群がある。消化管や膀胱の手術直後である。てんかんなどの痙攣性
疾患またはこれらの既往歴がある。気管支喘息または閉塞性肺疾患の既往歴がある。肝障害、腎障害が
ある。
・妊娠または授乳中
・他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もあり�

製品の特徴

− 1 −
2. 禁忌（次の患者には投与しないこと）
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
3. 組成・性状
3.1 組成
販 売 名
有 効 成 分
添 加 剤
ガランタミン
OD錠4mg
「ニプロ」
1錠中
ガランタミン
臭化水素酸塩
5.126mg
（ガランタミン
として 4mg）
D‑マンニトー
ル、低置換度
ヒドロキシプ
ロピルセルロ
ース、アスパ
ル テ ー ム（L‑
フェニルアラ
ニン化合物）、
香料、ステア
リン酸マグネ
シウム
黄色三二酸
化鉄
ガランタミン
OD錠8mg
「ニプロ」
1錠中
ガランタミン
臭化水素酸塩
10.253mg
（ガランタミン
として 8mg）
三二酸化鉄
ガランタミン
OD錠12mg
「ニプロ」
1錠中
ガランタミン
臭化水素酸塩
15.379mg
（ガランタミン
として 12mg）
―
3.2 製剤の性状
販 売 名
性 状
外形・大きさ
直径
（mm）
厚さ
（mm）
重量
（mg）
ガランタミン
OD錠4mg
「ニプロ」
微黄色〜淡黄色
の素錠
（口腔内崩壊錠）
7.1
2.9
120
ガランタミン
OD錠8mg
「ニプロ」
微赤色〜淡赤色
の素錠
（口腔内崩壊錠）
7.1
2.9
120
ガランタミン
OD錠12mg
「ニプロ」
白色〜微黄白色
の素錠
（口腔内崩壊錠）
8.1
3.4
180
4. 効能・効果
軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症
症状の進行抑制
5. 効能・効果に関連する注意
5.1
アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用す
ること。
5.2
本剤がアルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を
抑制するという成績は得られていない。
5.3
アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患において、
本剤の有効性は確認されていない。
5.4 他の認知症性疾患との鑑別診断に留意すること。
6. 用法・用量
通常、成人にはガランタミンとして1日8mg（1回4mgを1日
2回）から開始し、4週間後に1日16mg�