くすりのしおり 内服剤 2018 年 10 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:ガスター散 2% 主成分: ファモチジン (Famotidine) 剤形: 白色の散剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 胃粘膜のヒスタミン 2 受容体を遮断し、胃酸分泌をおさえます。 通常、胃・十二指腸などの潰瘍や胃炎、食道炎などの治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血、逆流性食道炎、 Zollinger-Ellison 症候群 :通 常、成人は 1 回 1g (主成分として 20mg )を 1 日 2 回(朝食後、夕食後または就寝前)に服用しま す。また、 1 回 2g ( 40mg )を 1 日 1 回(就寝前)に服用することもできます。 急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変:通常、成人は 1 回 0.5g ( 10mg )を 1 日 2 回(朝食 後、夕食後または就寝前)に服用します。また、 1 回 1g ( 20mg )を 1 日 1 回(就寝前)に服用するこ ともできます。 いずれの場合も、年齢・ 完全なドキュメントを読む
−1− 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3.組成・性状 3.1 組成 ガスター散 2 % ガスター散10% 有効成分 日局 ファモチジン 20mg( 1 g中) 日局 ファモチジン 100mg( 1 g中) 添加剤 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプ ロピルセルロース、軽質無水ケイ酸 3.2 製剤の性状 ガスター散 2 % ガスター散10% 剤形 散剤 色調 白色 白色〜微黄白色 4.効能又は効果 ○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血(消 化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、逆流性 食道炎、ZOLLINGER-ELLISON症候群 ○下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善 急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期 6.用法及び用量 〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血(消 化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、逆流性 食道炎、ZOLLINGER-ELLISON症候群〉 通常成人にはファモチジンとして 1 回20mgを 1 日 2 回(朝 食後、夕食後または就寝前)経口投与する。また、 1 回 40mgを 1 日 1 回(就寝前)経口投与することもできる。 なお、年齢・症状により適宜増減する。ただし、上部消化 管出血の場合には通常注射剤で治療を開始し、内服可能に なった後は経口投与に切りかえる。 〈下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善 急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期〉 通常成人にはファモチジンとして 1 回10mgを 1 日 2 回(朝 食後、夕食後または就寝前)経口投与する。また、 1 回 20mgを 1 日 1 回(就寝前)経口投与することもできる。 なお、年齢・症状により適宜増減する。 7.用法及び用量に関連する注意 7.1 腎機 完全なドキュメントを読む