国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
カプラシズマブ
サノフィ株式会社
遺伝子組換え
注射剤
自己注射剤
Von Willebrand因子と結合し、Von Willebrand因子と血小板が結合してできる血栓の形成を抑制します。
通常、後天性血栓性血小板減少性紫斑病の治療に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 自己注射剤 2022 年 10 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:カブリビ注射用 10MG 主成分: カプラシズマブ(遺伝子組換え) (Caplacizumab(genetical recombination)) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について Von Willebrand 因子と結合し、 Von Willebrand 因子と血小板が結合してできる血栓の形成を抑制しま す。 通常、後天性血栓性血小板減少性紫斑病の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血がある、出血しやす い、手術や出血を伴う歯科処置を予定している。肝機能の障害がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、初回は静脈内に注射し、血漿交換期間中と血漿交換期間後の 30 日間は 1 日 1 回皮下に注射しま す。その後は、効果を見ながら使用を継続することがあります。必ず指示された使用方法に従ってくだ さい。 ・使用するときに、室温にもどした後、粉末を溶解液で溶解して注射してください。 ・注射し忘れた場合は、血漿交換を実施している期間は 完全なドキュメントを読む
1 1.警告 本剤の投与により出血が発現し、重篤な出血の場合には死 亡に至るおそれがある。本剤の使用にあたっては、出血の 危険性を考慮し、本剤投与の適否を慎重に判断すること。 [8.1‑8.3、10.2、11.1.1 参照] 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.2 臨床的に重大な活動性の出血を呈する患者[出血を助長 するおそれがある。][9.1.1 参照] 3.組成・性状 3.1 組成 成 分 1 バイアル中の分量 注1) 有 効 成 分 カプラシズマブ(遺伝子組換え) 12.5mg 添 加 剤 無水クエン酸 0.21mg クエン酸ナトリウム水和物 5.58mg 精製白糖 70mg ポリソルベート80 0.11mg 添付溶解液 1 シリンジ中 日局注射用水 1 mL 本剤は大腸菌を用いて製造される。 注1) 本品は調製時の損失を考慮し、カプラシズマブ(遺伝子組換え) 10mgが投与できるよう、過量充填されている。 3.2 製剤の性状 性状・剤形 白色の固体(凍結乾燥製剤) pH 6.3〜6.7 注2) 浸透圧比 注3) 約 1 注2) 注2) 1 バイアルを水 1 mLで溶解した時 注3)生理食塩液に対する比 4.効能又は効果 後天性血栓性血小板減少性紫斑病 6.用法及び用量 成人及び12歳以上かつ体重40kg以上の小児には、本剤の投与 初日は、血漿交換前に10mgを静脈内投与し、血漿交換終了後 に10mgを皮下投与する。その後の血漿交換期間中は、血漿交 換終了後に 1 日 1 回10mgを皮下投与する。血漿交換期間後は、 1 日 1 回10mgを30日間皮下投与する。 なお、患者の状態に応じて、血漿交換期間後30日間を超えて 本剤の投与を継続することができる。 7.用法及び用量に関連する注意 7.1 診療ガイドライン等の最新の情報を参考に、本剤による 完全なドキュメントを読む