国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
オキサリプラチン
ニプロ株式会社
Oxaliplatin
注射剤
注射剤
がん細胞内のDNA鎖と共有結合することでDNA鎖内および鎖間の両者に白金-DNA架橋を形成し、DNAの複製および転写を阻害して、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんの治療、結腸がんにおける術後補助化学療法、治癒切除不能な膵がん、胃がんの治療に用いられます。
英語の製品名 OXALIPLATIN I.V. INFUSION 100mg "NIPRO"; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2016 年 04 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:オキサリプラチン点滴静注液 100MG「ニプロ」 主成分: オキサリプラチン (Oxaliplatin) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について がん細胞内の DNA 鎖と共有結合することで DNA 鎖内および鎖間の両者に白金 -DNA 架橋を形成 し、 DNA の複製および転写を阻害して、がん細胞の増殖を抑えます。 通常、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんの治療、結腸がんにおける術後補助化学療法、治癒切 除不能な膵がん、胃がんの治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感覚異常または知覚不 全、骨髄機能抑制、腎機能障害、心疾患、感染症、水痘がある。 ・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人は 1 日 1 回 2 時間かけて点滴で静脈内に注射して少なくとも 13 日間または 20 日間休薬し ます。これを 1 サイクルとして繰り返します。 ・治療スケジュールは、一緒に使用する他の薬や、患 完全なドキュメントを読む
− 1 − 1. 警告 1.1 本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応でき る医療施設において、がん化学療法に十分な知識・ 経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断され る症例についてのみ実施すること。また、治療開始 に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を 十分説明し、同意を得てから投与すること。 1.2 本剤投与後数分以内の発疹、そう痒、気管支痙攣、 呼吸困難、血圧低下等を伴うショック、アナフィラ キシーが報告されているので、患者の状態を十分に 観察し、過敏症状(気管支痙攣、呼吸困難、血圧低 下等)が認められた場合には、本剤の投与を直ちに 中止し適切な処置を行うこと。また、回復後は本剤 を再投与しないこと。[8.4、11.1.2 参照] 1.3 本剤はレボホリナート及びフルオロウラシルの静脈 内持続投与法等との併用の場合に有用性が認められ ており、用法・用量を遵守すること。また、本併用 療法において致死的な転帰に至る重篤な副作用があ らわれることがあるので、患者の状態を十分観察 し、異常が認められた場合には、速やかに適切な処 置を行うこと。 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 機能障害を伴う重度の感覚異常又は知覚不全のある 患者[8.1、9.1.2、11.1.1 参照] 2.2 本剤の成分又は他の白金を含む薬剤に対し過敏症の 既往歴のある患者 2.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 販 売 名 有 効 成 分 添 加 剤 オキサリプラチ ン点滴静注液 50mg「ニプロ」 1バイアル(10 mL )中 オキサリプラチン 50mg 1バイアル(10 mL )中 リン酸 適量 オキサリプラチ ン点滴静注液 100mg「ニプロ」 1バイアル(20 mL )中 オキサリプ 完全なドキュメントを読む