国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
アナモレリン塩酸塩
小野薬品工業株式会社
Anamorelin hydrochloride
薄い黄色の錠剤、直径約14.1mm、短径約6.6mm、厚さ約5.2mm
内服剤
グレリン受容体であるGHS-R1a(成長ホルモン放出促進因子受容体タイプ1a)を作動させ、脳の食欲中枢に作用し、食欲を増進させます。また、脳下垂体に作用し、成長ホルモンの分泌を高めることで筋肉をつくり、体重を増加させます。
通常、非小細胞肺がん、胃がん、膵がん、大腸がんのがん悪液質の症状(食欲不振や体重減少)に用いられます。
英語の製品名 ADLUMIZ Tablets 50mg; シート記載: エドルミズ50mg空腹時服用
くすりのしおり 内服剤 2021 年 04 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:エドルミズ錠 50MG 主成分: アナモレリン塩酸塩 (Anamorelin hydrochloride) 剤形: 薄い黄色の錠剤、直径約 14.1mm 、短径約 6.6mm 、厚さ約 5.2mm シート記載など: エドルミズ 50mg 空腹時服用 この薬の作用と効果について グレリン受容体である GHS-R1a (成長ホルモン放出促進因子受容体タイプ 1a )を作動させ、脳の食欲 中枢に作用し、食欲を増進させます。また、脳下垂体に作用し、成長ホルモンの分泌を高めることで筋肉 をつくり、体重を増加させます。 通常、非小細胞肺がん、胃がん、膵がん、大腸がんのがん悪液質の症状(食欲不振や体重減少)に用いら れます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。うっ血性心不全がある。 心筋梗塞または狭心症がある。刺激伝導系障害(完全房室ブロックなど)がある。肝機能障害がある。 口からの食事が難しいまたは消化吸収不良がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人は 1 回 2 錠(主成分 完全なドキュメントを読む
─ 1 ─ 注)注意−医師等の処方箋により使用すること 3. 組成・性状 3. 1 組成 3. 2 製剤の性状 5. 2 栄養療法等で効果不十分ながん悪液質の患者に使用する こと。 5. 3 6 ヵ月以内に 5%以上の体重減少と食欲不振があり、かつ 以下の①〜③のうち 2 つ以上を認める患者に使用すること。 ①疲労又は倦怠感 ②全身の筋力低下 ③CRP 値 0.5mg/dL 超、ヘモグロビン値 12g/dL 未満又はア ルブミン値 3.2g/dL 未満のいずれか 1 つ以上 5. 4 食事の経口摂取が困難又は食事の消化吸収不良の患者に は使用しないこと。[2.7 参照] 5. 5 「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験で対象とさ れた患者背景、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した 上で、適応患者の選択を行うこと。 (参考) ①疲労又は倦怠感、②全身の筋力低下については、NCI Common Terminology Criteria for Adverse Events (CTCAE) 日本語版 JCOG 訳を参考に評価を行い、 Grade1 以上を症状の目安とする。なお、筋力低下については、握 力や歩行速度、椅子立ち上がりなどの指標も参考に評価を 行うこと。 6. 用法及び用量 通常、成人にはアナモレリン塩酸塩として 100mg を 1 日 1 回、空腹時に経口投与する。 7. 用法及び用量に関連する注意 7. 1 食事の影響を避けるため本剤は空腹時に服用し、本剤服 用後 1 時間は食事をしないこと。[16.2.2 参照] 7. 2 本剤投与により体重増加又は食欲改善が認められない場 合、投与開始 3 週後を目途に原則中止すること。 7. 3 12 週間を超える本剤の投与経験はなく、体重、問診によ り食欲を確認する等、定期的に投与継続の必要性を検討す ること。[17.1.1、17.1.2 参照] 8. 重要な基本的注意 8. 1 本剤はナトリウムチャネル阻害作用を有するた 完全なドキュメントを読む