国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
アルテプラーゼ
協和キリン株式会社
遺伝子組換え
注射剤
注射剤
血管の中にできた血栓(血の塊)に特異的に吸着し、血栓を溶かす作用があります。
通常、急性心筋梗塞における冠動脈血栓(心臓を取り巻く血管の中にできた血栓)の溶解(発症後6時間以内)に用いられます。
英語の製品名 ACTIVACIN for Injection 24 million [acute myocardial infarction]; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2020 年 10 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:アクチバシン注 2400 万[急性心筋梗塞] 主成分: アルテプラーゼ(遺伝子組換え) (Alteplase(genetical recombination)) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 血管の中にできた血栓(血の塊)に特異的に吸着し、血栓を溶かす作用があります。 通常、急性心筋梗塞における冠動脈血栓(心臓を取り巻く血管の中にできた血栓)の溶解(発症後 6 時間 以内)に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血している(頭蓋内出 血、消化管出血、尿路出血、後腹膜出血、喀血)、出血するおそれがある(頭蓋内出血を起こしたこと がある、頭蓋内腫瘍・動静脈奇形・動脈瘤などの出血しやすい素因がある、 3 ヵ月以内に脳梗塞を起こ したことがある、 3 ヵ月以内に頭蓋内あるいは脊髄の手術または傷害を受けた、 21 日以内に消化管出 血または尿路出血を起こしたことがある、 14 日以内に大きな手術をした)、高血圧、肝障害、急性す い炎がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( 完全なドキュメントを読む
-1- 1. 警告 〈効能共通〉 1.1 本剤の投与により脳出血による死亡例が認められて いるため、「2.禁忌」及び「8.重要な基本的注意」等に十 分留意し、適応患者の選択を慎重に行った上で、本剤 投与による頭蓋内出血等の出血性有害事象の発現に十 分注意して経過観察を行うこと。 〈虚血性脳血管障害急性期に伴う機能障害の改善(発症後4.5 時間以内)〉 1.2 重篤な頭蓋内出血を起こす危険性が高いので、以下 の基準を満たす状況下に使用すること。[8.4参照] ・随時コンピューター断層撮影(CT)や核磁気共鳴画像 (MRI)の撮影が可能な医療施設のSCU、ICUあるい はそれに準ずる体制の整った施設。 ・頭蓋内出血が認められた場合等の緊急時に、十分な 措置が可能な設備及び体制の整った医療施設。 ・虚血性脳血管障害の診断と治療、CT等画像診断に十 分な経験を持つ医師のもとで使用すること。 1.3 胸部大動脈解離の悪化あるいは胸部大動脈瘤破裂を 起こし死亡に至った症例が報告されているため、胸痛 又は背部痛を伴う、あるいは胸部X線にて縦隔の拡大所 見が得られるなど、胸部大動脈解離あるいは胸部大動 脈瘤を合併している可能性がある患者では、適応を十 分に検討すること。 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 〈効能共通〉 2.1 デフィブロチドナトリウムを投与中の患者[10.1参照] 2.2 出血している患者(頭蓋内出血、消化管出血、尿路出 血、後腹膜出血、喀血)[出血を助長するおそれがある。] 2.3 重篤な肝障害のある患者[9.3.1参照] 2.4 急性膵炎の患者[急性膵炎が悪化したり、出血するお それがある。] 2.5 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者 〈虚血性脳血管障害急性期 完全なドキュメントを読む