Pays: Japon
Langue: japonais
Source: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
乾燥濃縮人アンチトロンビンIII
一般社団法人 日本血液製剤機構
Freeze-Dried Concentrated Human Antithrombin III
注射剤
注射剤
アンチトロンビンIII製剤で、血液が過剰に固まることを阻害し血液凝固機能を正常に戻します。
通常、先天性アンチトロンビンIII欠乏症による血栓形成傾向、アンチトロンビンIII低下に伴う汎発性血管内凝固症候群(DIC)の治療に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2015 年 11 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ノイアート静注用 500 単位 主成分 : 乾燥濃縮人アンチトロンビン III(Freeze-Dried Concentrated Human Antithrombin III) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について アンチトロンビン III 製剤で、血液が過剰に固まることを阻害し血液凝固機能を正常に戻します。 通常、先天性アンチトロンビン III 欠乏症による血栓形成傾向、アンチトロンビン III 低下に伴う汎発性血 管内凝固症候群( DIC )の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。アンチトロンビン III 製剤 を使用した後でショックを起こした既往歴がある。溶血性・失血性貧血、免疫不全、免疫抑制状態があ る。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・先天性アンチトロンビン III 欠乏に基づく血栓形成傾向 :通常、ゆっくり静脈内に注射、または点滴で静 脈内に注射します。 汎発性血管内凝固症候群( DIC ) :通常、ゆっくり静脈内に注射、または点滴で静脈 Lire le document complet
1 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者 3.組成・性状 3.1 組成 販売名 ノイアート静注用 500単位 1500単位 有効成分 〔 1 瓶中〕 人アンチトロンビンⅢ 500国際単位 1,500国際単位 添加剤 〔 1 瓶中〕 塩化ナトリウム 48mg 145mg クエン酸ナトリウム水和物 50mg 150mg D-マンニトール 200mg 600mg 添付溶剤 日局 注射用水 10mL 30mL 備考 人アンチトロンビンⅢは、ヒト血液に由来する。 (採血国:日本、採血の区別:献血) 本剤は、製造工程(不溶化ヘパリンによる吸着処理)で、ブタ小腸粘 膜由来成分(ヘパリン)を使用している。 3.2 製剤の性状 販売名 ノイアート静注用 500単位 1500単位 性状 白色の凍結乾燥製剤である。本剤を添付溶剤で溶解す るとき、 1 mL中にアンチトロンビンⅢ50国際単位を含 有する無色ないし淡黄色の澄明又はわずかに白濁した 液剤となる。 pH 注) 6.5〜8.0 浸透圧比 注) 0.90〜1.20(生理食塩液に対する比) 注)本剤 1 瓶を添付溶剤に溶かした水溶液 4.効能又は効果 ○ 先天性アンチトロンビンⅢ欠乏に基づく血栓形成傾向 ○ アンチトロンビンⅢ低下を伴う汎発性血管内凝固症候群 (DIC) 5.効能又は効果に関連する注意 〈アンチトロンビンⅢ低下を伴う汎発性血管内凝固症候群(DIC)〉 5.1 本剤を、緊急措置以外の治療に使用する場合にあたって は、患者のアンチトロンビンⅢ値が正常の70%以下に低下 している場合においても、本剤の投与が医療上必要である と判断されたときに使用すること。 6.用法及び用量 〈効能共通〉 本剤を添付の注射用水で溶解し、緩徐に静注もしくは点滴静 注する。 〈先天性アンチトロンビンⅢ欠乏に基づく血栓形 Lire le document complet