Pays: Japon
Langue: japonais
Source: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
B型ボツリヌス毒素
エーザイ株式会社
Botulinum toxin type B
注射剤
注射剤
筋肉の緊張を抑える作用があります。
通常、痙性斜頸の治療に用いられます。
英語の製品名 NerBloc for Intramuscular Injection 2500 Units; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2013 年 03 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ナーブロック筋注 2500 単位 主成分 :B 型ボツリヌス毒素 (Botulinum toxin type B) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 筋肉の緊張を抑える作用があります。 通常、痙性斜頸の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。他の医療施設でボツリヌ ス毒素の注射を受けている。全身性の筋肉の脱力などの病気がある。呼吸機能障害がある。筋肉を弛緩 させる薬および筋肉を弛緩する作用のある薬を使用している。重度の筋力低下あるいは筋肉萎縮があ る。 ・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人は筋肉内に注射します。緊張している筋肉が複数ある場合は分割して注射します。 効果不十分または症状再発の場合には、再使用することがありますが、 2 カ月以内の再使用はさけてく ださい。 ・この薬の効果は通常 3 ~ 4 ヵ月続きます。効果は徐々に消失し、注射前の状態に戻 Lire le document complet
−1− 1. 警告 1.1 本剤の有効成分は、ボツリヌス菌によって産生されるB 型ボツリヌス毒素であるため、使用上の注意を熟読した 上で、用法・用量を厳守し、痙性斜頸以外には安全性が 確立されていないので絶対使用しないこと。頸部以外の 筋痙直、流涎過多、頭痛及び注射部位が不明なジストニー の患者で、本剤による治療中に因果関係を否定できない 死亡例の報告がある。 1.2 本剤の投与は、講習を受けた医師で、本剤の安全性及 び有効性を十分理解し、高度な頸部筋の解剖学的知識、筋 電図測定技術及び本剤の施注手技に関する十分な知識・ 経験のある医師が行うこと。本剤による治療中に因果関 係を完全に否定できない死亡例の報告がある。また、呼 吸障害、嚥下障害等頸部関連筋に関する副作用があらわ れるおそれがある。 1.3 本剤の投与により、呼吸困難があらわれることがある。 嚥下障害から嚥下性肺炎を引き起こし、また、投与部近 位への拡散により呼吸機能低下に至ったとする報告があ る。[8.1.5、11.1.2参照] 2. 禁忌 (次の患者には投与しないこと) 2.1 全身性の神経筋接合部の障害をもつ患者(重症筋無力 症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症等) [本剤は筋弛緩作用を有するため、病態を悪化させるおそ れがある。] 2.2 高度の呼吸機能障害のある患者 [本剤の投与により、病態を悪化させるおそれがある。] 2.3 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 ナーブロック筋注2500単位 有効成分 B型ボツリヌス毒素(ボツリヌス菌により産生) 2500単位 注) 添加剤 塩化ナトリウム 2.9mg 塩酸 適量 コハク酸二ナトリウム六水和物 1.35mg Lire le document complet