Country: Japan
Language: Japanese
Source: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
人ハプトグロビン
一般社団法人 日本血液製剤機構
Human haptoglobin
注射剤
注射剤
熱傷・やけど、輸血、心臓手術などの時に赤血球が壊れて生じたヘモグロビンと複合体を作り、ヘモグロビンを正常な代謝経路である肝臓に運びます。
通常、ヘモグロビン血症、ヘモグロビン尿症の治療に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2015 年 11 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ハプトグロビン静注 2000 単位「 JB 」 主成分 : 人ハプトグロビン (Human haptoglobin) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 熱傷・やけど、輸血、心臓手術などの時に赤血球が壊れて生じたヘモグロビンと複合体を作り、ヘモグロ ビンを正常な代謝経路である肝臓に運びます。 通常、ヘモグロビン血症、ヘモグロビン尿症の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。人ハプトグロビン製剤を 使用した後でショックを起こした既往歴がある。ハプトグロビン欠損症、 IgA 欠損症、肝障害、溶血 性・失血性貧血、免疫不全・免疫抑制状態がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・通常、ゆっくり静脈内に点滴で注射、または体外循環時に使うときは灌流液中に使用します。 ・使用期間については、担当の医師にお聞きください。 生活上の注意 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 副作 Read the complete document
1 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者 3.組成・性状 3.1 組成 有効成分 〔 1 瓶(100mL)中〕 人ハプトグロビン 2,000単位 注) 添加剤 〔 1 瓶(100mL)中〕 塩化ナトリウム 0.9g 水酸化ナトリウム 適量 塩酸 適量 備考 人ハプトグロビンは、ヒト血液に由来する。 (採血国:日本、採血の区別:献血) 注) 1 単位は 1 mgのヘモグロビンを結合する。 本剤は、製造工程(不溶化ヘパリンによる吸着処理)で、ブタ小腸粘 膜由来成分(ヘパリン)を使用している。 3.2 製剤の性状 性状 本剤は 1 mL中に人ハプトグロビン20単位を含 有する黄褐色の澄明な液剤である。 pH 6.0〜7.5 浸透圧比 0.8〜1.2(生理食塩液に対する比) 4.効能又は効果 熱傷・火傷、輸血、体外循環下開心術などの溶血反応に伴う ヘモグロビン血症、ヘモグロビン尿症の治療 6.用法及び用量 通常、成人では 1 回4,000単位を緩徐に静脈内に点滴注射する か、体外循環時に使用する場合は灌流液中に投与する。 症状により適宜反復投与する。 年齢、体重により適宜増減する。 7.用法及び用量に関連する注意 7.1 急速な注入により、血圧降下を起こすことがあるので、 注射速度をできるだけ緩徐にすること。 7.2 小児に対する投与量は、通常 1 回2,000単位を目安とする こと。 8.重要な基本的注意 8.1 本剤の使用にあたっては、疾病の治療における本剤の必 要性とともに、本剤の製造に際し感染症の伝播を防止する ための安全対策が講じられているが、血液を原料としてい ることに由来する感染症伝播のリスクを完全に排除するこ とができないことを、患者に対して説明し、理解を得るよ う努めること Read the complete document