ダプトマイシン静注用350mg「ニプロ」

Country: Japan

Language: Japanese

Source: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan

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Active ingredient:

ダプトマイシン

Available from:

ニプロ株式会社

INN (International Name):

Daptomycin

Pharmaceutical form:

注射剤

Administration route:

注射剤

Therapeutic indications:

細菌の細胞膜に作用し殺菌的作用を示す環状リポペプチド系の抗生物質です。
通常、敗血症、感染性心内膜炎、深在性皮膚感染症、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、びらん・潰瘍の二次感染の治療に使用されます。

Product summary:

英語の製品名 Daptomycin for Intravenous 350mg "NIPRO"; シート記載:

Patient Information leaflet

                                くすりのしおり
注射剤
2023
年
12
月作成
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大
限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
製品名:ダプトマイシン静注用 350MG「ニプロ」
主成分:
ダプトマイシン
(Daptomycin)
剤形:
注射剤
シート記載など:
この薬の作用と効果について
細菌の細胞膜に作用し殺菌的作用を示す環状リポペプチド系の抗生物質です。
通常、敗血症、感染性心内膜炎、深在性皮膚感染症、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、びらん・
潰瘍の二次感染の治療に使用されます。
次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。
・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎臓が悪い。
・妊娠または授乳中
・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中
の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
用法・用量(この薬の使い方)
・あなたの用法・用量は((                           :
医療担当者記入
))
・敗血症、感染性心内膜炎:通常、成人は
1
日
1
回、
30
分かけて点滴で静脈内またはゆっくりと静脈内
に注射します。
深在性皮膚感染症、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、びらん・潰瘍の二次感染:通常、成人は
1
日
1
回、
30
分かけて点滴で静脈内またはゆっくりと静脈内に注射します。
・具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。
・点滴開始から終了後まで、または
                                
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Summary of Product characteristics

                                −1−
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
3. 組成・性状
3.1 組成
販 売 名
有 効 成 分
添 加 剤
ダプトマイシン
静注用350㎎
「ニプロ」
1バイアル中
ダプトマイシン
367.5㎎
注)
(表示量:350㎎)
1バイアル中
L‑アルギニン
400㎎
D‑マンニトール
80㎎
塩酸
適量
水酸化ナトリウム
適量
注)調製時の損失を考慮に入れ、過量仕込みされている。
3.2 製剤の性状
販 売 名
性   状
ダプトマイシン
静注用350㎎
「ニプロ」
微黄色〜淡褐色の塊又は粉末
pH
浸 透 圧 比
本剤1バイアルを生理食
塩液7
mL
に溶解したとき
6.2〜7.2
約3
(生理食塩液に対する比)
上記溶液を生理食塩液
100
mL
で希釈したとき
5.7〜6.7
約1
(生理食塩液に対する比)
本剤1バイアルを注射用
水7
mL
に溶解したとき
6.2〜7.2
約2
(生理食塩液に対する比)
上記溶液を生理食塩液
100
mL
で希釈したとき
5.7〜6.7
約1
(生理食塩液に対する比)
4. 効能・効果
〈適応菌種〉
ダプトマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌
(MRSA)
〈適応症〉
敗血症、感染性心内膜炎、深在性皮膚感染症、外傷・熱
傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染
5. 効能・効果に関連する注意
〈効能共通〉
5.1
本剤の使用にあたっては、耐性菌の出現等を防ぐため、
原則として他の抗菌薬及びダプトマイシンに対する感受
性を確認すること。[18.2 参照]
5.2
本剤は肺炎に使用しないこと。本剤は肺サーファクタン
トに結合し、不活性化される。
〈感染性心内膜炎〉
5.3
成人の右心系感染性心内膜炎にのみ使用すること。左心
系感染性心内膜炎に対して、国内での使用経験はなく、
海外でも有効性は認めら
                                
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